内定おめでとうございます!!
今までの頑張りが身を結んだ結果ですので素直に喜んでください!
しかし本命の会社がまだ選考中であったり、内定が複数出ているというケースもあるでしょう。
そして本当にこのままこの会社に入社しても大丈夫なのか?という漠然とした不安もありますよね。
就活・転職のゴールは内定ではありません。
本当のゴールは数年後、数十年後に分かります。
内定の喜びを一旦置いておき、将来の幸せのために一度立ち止まって入社の是非を考えましょう。
不安を抱えた方はじっくりと読んで言って下さい。
なぜ?入社前に一考する最大の理由
パーソルキャリアが発表したデータでは、なんと入社1ヶ月で3人に1人は仕事に満足しないようです。
そして厚生労働省の発表しているデータでは3年間のうちにほとんどの業種で30%以上離職しているようです。
詳細はこちら→厚生労働省公式ホームページ
会社に就職したことないし当たり前でしょって思いますか?
10回に3回はあなたも転職しなければいけないロシアンルーレートのような状況でいいのでしょうか?
人生かかっているのに運に任せる訳にはいきません!!
転職者のほとんどが入社か辞退の段階で真剣に精査しなかったことを悔やんでいます。
3年後に悔やむのはもったいないので、今最良の決断をしましょう。
ここからは企業選びのポイントを見ていきましょう。
正しい企業の選び方のポイントは?
雰囲気決定はNG!後悔する最大の原因に…
企業選びのキーワードは客観的にです。
特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま。
例:「客観的な意見」「客観的に描写する」
就活生がやりがちなミスは雰囲気で決定することです。
企業の選んだ理由で上位にランクインする「人事が優しかったから・企業の雰囲気が良かったから」という理由です。
これだけはNG
人事部というのは企業の顔と言われており、そんな部署に愛想が良くない人を配属する会社はいません。
逆に言えば人事部の愛想が悪い会社は速攻NGです。
そして人事部配属のほとんどの社員が、その企業の本業に関わっていはいません。
そもそも人事部は働いている社員の敵になりがちで社内では”会社の犬”のような立ち位置です。
そんな相手と意気投合したからといって入社を決意するのは間違えです!!
同じ会社でも働きやすさは直属の上司や同僚によって全然変わってくるので客観的な情報で入社を選ぶべきです。
では正しい選び方を見ていきましょう。
部署による仕事内容の違いを理解しろ
まずその会社の中にある部署を把握しましょう。
そしてその事業部での仕事内容を理解するように心がけましょう。
面接対策などで事業を調べると思うので分かった気になっていますが、意外と分かっていません。
入社後の満足度が低い一番の理由は、「思っていた仕事と違う」です。
入社後はどの部署に配属されて1年目はこんな仕事をする。
3年後は…5年後は…そして10年後はこんな仕事をしていてこんな自分になっていると想像しましょう。
もしこの中であなたがしたい仕事に辿り着けないのであれば、絶対に挫折します。
自分がやりたいこと、成し遂げたいことを出来るのか?を考えましょう。
業界内でのポジション・将来性
もちろんこれまでに業界研究をしていると思いますが、将来性も確認しましょう。
たとえば、現在はシェア50%で業界NO.1でも参入障壁が低いことや、新興企業が台頭していることで立場が逆転する可能性を見るべきです。
そして業界での立ち位置が微妙な会社では自分のやりたいことが出来ない可能性が高いです。
そんなこといっても未来のことなんて分からない…
って人も多いと思います。
そんな時に私が使った方法は販売している自社の商品に自信をもてるか?で考えましょう。
もしこれ持ってるよ、おすすめという人であれば大丈夫です。
しかしこんなの誰が買うんだろ?私は絶対こっち買うけどな…って人は危険です。
いや営業だったらそれあなたが売るんだよ?
あなたが買わないものを人に売ることほど難しいことは有りません。
そんな商品は将来的に廃れていく可能性が高いです。
あなた自身の直観も含めてもう一度将来に向けた業界研究を行いましょう。
給料・福利厚生・制度
給与や福利厚生など、企業の制度も働くうえで重要です。
この給与などの制度はあなたに対する評価といっても過言ではなくモチベーションにも繋がってくるでしょう。
いくら仕事内容が自分に合っていたとしても、給料が低すぎれば生活していけません。逆に給料が高くても、残業地獄だったり、仕事内容が辛ければ耐えられません。
兼ね合いが一番大事なポイントになるでしょう。
そして家賃補助や資格補助は抜けがちになるポイントなので、自分の生活に合わせてしっかりと考慮しましょう。
有給休暇では日数や繰り越しに目が行きがちですが、消化率と好きな日にとれるのか?そして申請のタイミングは?など確認するポイントは多いです。
あなたの求めるベストとは?
ここまでポイントを紹介してきましたが、全ては”自分に合った会社”を見つけるためです。
高給取りを目指すAさんとワークライフバランスの充実を目指すBさんが思うベストな会社は絶対に違います。
つまりあなたの求めるものがなんなのか?を考えることが企業選びの最後のポイントです。
入社の決定は様々な要素が絡み合うので、比較するようにしましょう。
では何と比較すれば?がこちらです。
内定数 | 比較対象 |
1社 | 就活を始める前の理想 |
2社以上 | 就活を始める前の理想&内定先の企業 |
内定1社しか出てないからこの会社に決定!!は一番怖いです。
それこそ先ほど言ったロシアンルーレット状態です。
比較できるものが分かったところで、比較する項目を考えていきましょう。
年収、仕事内容、残業時間、労働環境、企業規模、業界シェア、成長性、会社の理念、人間関係、等
入社後に後悔しないようにするためには項目ごとに点数をつけてみるなどして、客観的な評価をしましょう。
先ほどのAさんとBさんのように人それぞれ妥協していい部分と悪い部分は違います。
こちらのように簡単に紙に書いてみることをおススメします。
「書く」のは左脳を使い、「考える」のは右脳を使うので情報を精査するときは理に適った方法です。
項目ごとの企業評価シート例
年収 | 仕事内容 | 残業時間 | 労働環境 | 企業規模 | 業界シェア | 成長性 | 会社の理念 | 人間関係 | |
重要度 | A | A | B | B | C | C | A | B | A |
内定先A | ◎ | × | ×? | ×? | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ? |
内定先B | × | ◎ | ◎? | 〇? | × | × | ◎ | 〇 | ? |
理想の会社 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | ◎ | ◎ | ◎ |
※其の壱:Aは点数の1.5倍、Bは点数の1倍、Cは点数の0.5倍
※其の弍:◎は4点、〇は2点、×は0点
例の場合では内定先Aは15点、内定先Bは20点、理想の会社は29点となります。
これで内定先Aより内定先Bの方が自分が求めているものがあるが、理想までには至らないということが分かります。
やはり理想と現実で妥協点を探していく事が一番大切になるようです。
今回は簡単な項目ばかりですが、より細分化して評価をあなた自身の思いと連動させることによって客観的な評価が下せるようになります。
その中であなたが一番惹かれる企業に入社すればいいと思います。
また内定を辞退して就職活動を続けるという決断も出来るようになります。
しかし評価するうえで?をつけた人間関係や残業時間・労働環境さらには年収の上がり幅までは全て把握することは難しいです。
そこで入社の最終決定を決めるのにおすすめしたいのが、10万件の企業口コミ。キャリコネです。
口コミによる開示情報が幅広く人間関係や残業時間・転職頻度さらには年収の上がり幅まで網羅しています。
年収や残業時間は数字で明確に表記されているので分かりやすいです。
就活生に対しても運営しており口コミサイトの情報量・信頼性では他を圧倒しているのが実情で、情報収集の柱になってくれるでしょう。
入社後のギャップに苦しまないためには?
とにかく内定を貰った企業の情報を再度一からかき集めることでしょう。
多種多様な情報源から情報を精査し本当の企業像を見抜くことです。
そのために前述したポイントを使ってみましょう。
- 企業の発信している公式サイトやマイナビ・リクナビ等のサイトをチェック
- OB・OG訪問
- 口コミサイト(10万件の企業口コミ。キャリコネがおすすめ)
そして集めた情報を全て鵜呑みにするのではなく、取捨選択をしましょう。
上記の3つの情報源を全て利用すれば、企業側、大学の先輩、現場の生の声など様々な発信源からの情報を得ることが出来ます。
この情報から食い違いを見つけ情報を精査していきましょう。
口コミサイトのキャリコネって?
上場企業が運営しているサイトで信頼性が高いです。
圧倒的な情報量で、現場で働く人の生の声を聞けるので就活・転職をする人にとても役立つサイトです。
情報閲覧には無料登録が必要で所要時間は15分程度とかなり細かい情報を入力します。
しかし一度登録すると一生口コミ見放題なので多少の時間をかける価値があります。
さらに登録の参入障壁が高いのでイタズラの書き込みがほぼありません。
- 選択肢を取りこぼしたくない人
- 就職・転職後に後悔したくない人
- 就活・転活に悔いを残したくない人
まとめ
入社の決断は人生の分岐点の一つで、人生に何回もおとずれることは無いです。
だからこそ失敗できないですし、やれることはすべてやりましょう。
その上で入社するという決断、入社しないという決断が生まれるのは素晴らしいことです。
少し面倒かもしれませんが、もしあの時、もっと真剣に考えれば良かったということが無いように今動いてみて下さい。
コメントを残す